PART 47(bbbb)

 結局、柏原はそれ以上抵抗できず、黒川の条件を呑まざるを得なかった。乳房や下半身を露出させない、誰にも身体を触らせない・・・柏原が何とか付け加えた条件は、梨沙自身も自分の身体を極力触らないようにすること、また、梨沙への責めはこの生徒総会だけで終わりとする、ということだけだった。生徒総会の時間はあと1時間だった。

 『よし、それじゃあ時間もないから、さっさとやってもらおうか。・・・おい、梨沙、そのままスカートを完全にめくって、パンティを見せながら一回転してみろ!』
黒川はそう言うと、一瞬ためらった梨沙に続けて言った。
『時間がないんだから、これからの命令については、5秒以内に実行しなかったら、自動的に放尿女の動画、流出させるからな。それから、生徒全員、梨沙から一瞬でも目を離すなよ、これも命令だ。』

 ・・・30秒後。梨沙は目の前がぼうっとなり、生徒達の顔が判別できなくなっていた。梨沙は今、上半身ばブラジャーだけ、下半身はスカートを自分でまくってパンティ丸出し、という格好でステージの上に立たされていた。斜め下からは岩本が大きなカメラでその姿を捉え、中継画像を大スクリーンに映し出していた。
 ほら、もっと笑え、後ろを向いてパンティだけのケツを見てもらえ!、ケツをもっと突き出せ、そのまま左右に振ってみろ、もっとエロくくねらせろ!・・・耳を塞ぎたくなるような命令の連続にも、梨沙は逆らうことができず、全校生徒の前で卑猥な下着ダンスショーを披露することになった。

 ようやくスカートを下ろすことが許され、梨沙は再び、ステージ上で生徒達の方を向いて立っていた。次は何を命令されるのか・・・梨沙の顔に浮かんだ怯えの色が、生徒達の同情を誘いつつ、同時に、好奇心を刺激してしまった。

 『よし、それじゃあこれから、スカートを穿いたままでパンティを脱いでもらうぞ。もちろん、エロく腰を振りながら、笑顔も忘れるなよ。視線は生徒達から外すな。九個のブロックをそれぞれ見るんだ。』

 (・・・!)
梨沙の表情が一瞬固まった。全校生徒が見ている前で、下着を脱がせられる・・・しかし、今の梨沙には、躊躇することすら許されていなかった。

 梨沙の恥じらいは、生徒達にこの上ない刺激を与えてしまうことになった。頬を真っ赤に染め、震える手で、少しずつスカートをたくし上げていく・・・男子生徒達は、梨沙に同情しながらも、大スクリーンと実物の梨沙を交互に見ては、先を期待してしまっていた。

 『おい、スカートの部分をアップにしてやれ』
黒川が非情な命令をすると、すぐに大スクリーンに梨沙の下半身がアップで映し出された。

 そしてスクリーンでは、張りのある太ももがどんどん根元近くまで露わになり、ついに股間を覆う水色の三角の布が露わになった。さらにスカートが捲り上げられ、ついにはパンティがスクリーン一杯に映されてしまった。

 『はい、カメラ引いて、全身像! 梨沙、笑顔が足りないぞ!』
黒川は事務的に言った。
『お前、こんなので恥ずかしがってるのか? あと45分、ちゃんとやってくれよ。ギブアップしたら、問答無用で流出させるからな。』

 スカートを捲り上げたまま、その場で一回転させると、黒川は次の命令を口にした。
『よし、次は、スカートを下ろしていいから、そこでパンティを脱げ!』

 そ、そんな・・・と絶句して、いやいやをするように首を振った梨沙だったが、黒川に一笑に付されてしまった。しかも、黒川は今度は、5からのカウントダウンを生徒全員が合唱するように命じた。梨沙は、体育館に響くカウントダウンの声にせかされるように、スカートの中に手を入れることになった。
 そして、今度はゆっくりとスカートの中でパンティを下ろしていき、ついにスカートの裾から水色の布が覗き、膝を通過して、足首から抜き取るまでを、じっくりと岩本に中継されてしまった。

 上半身はブラジャーだけ、下半身は制服のスカートで下はノーパンという姿になった梨沙は、心細そうに左腕で胸を庇い、右手でスカートの前を押さえた。ふと時計を見ると、生徒総会の終わりまで、まだ40分以上残っている・・・もういや、これで許して・・・

 しかし、黒川の命令は飽くまで非情だった。
『よし、脱いだパンティを丸めて投げて、一番後ろのブロックのお客様にプレゼントするんだ。できなかったらペナルティだからな。はい、カウントダウン!』

 黒川の言葉に従い、すぐに生徒達のカウントダウンが始まった。ごーーお、よーーん、と、少しでも長く発音して、梨沙に時間を与えることだけが、せめてもの思いやりだった。

 それでも梨沙にとっては、時間がほとんどないことには変わりはなかった。一番後ろ・・・体育館の端から端までに近い距離を投げないと・・・梨沙はパンティを固く丸め、右手でぐっと握り、振りかぶった。
 しかし、投げる瞬間、羞恥心が邪魔をした。放り投げる瞬間に手が縮み、指がパンティに引っかかってしまったのだ。その結果、パンティは斜め下に投げ下ろされ、一番前の1年1組のブロックの生徒にキャッチされた。

 『ばか、何やってるんだ、お前! 1年生、顔真っ赤にしてるじゃねえか・・・まあいい、そのパンティは、みんなで回覧しながら手渡しで後ろに送ってやれ。』
黒川がそう言うと、ひぃ・・・とか細い悲鳴をあげる女子の声が聞こえた。
『・・・まあ、普通の女の子なら死にたいくらい恥ずかしいだろうけど、素っ裸で町を走る梨沙なら大丈夫だから心配するな。・・・それよりも、罰は受けてもらうぞ・・・そうだな、2ブロック前に落ちたから、スカートのウエストを二巻きして、ミニスカートになってみろ!』

 ごーーお、よーーん、・・・カウントダウンのコールが今回も間延びしたものになった。今、梨沙ちゃんは膝頭が見える、普通の丈のスカートだが、ウエストで二巻きしたら・・・悪いとは思いながら、どこか内心で期待してしまう男子達がほとんどだった。

 ・・・そして、命令に従った梨沙の姿は、恐ろしく扇情的なものになっていた。制服のスカートは、膝上25センチになってしまい、太股が半分以上露出していた。さらに、黒川は命令を追加し、両手を頭の後ろで組んで、腰を振って見せるように命令した。

 上半身は水色の可愛いブラジャーだけ、下半身は太股丸出しのミニスカートで両手を頭の後ろで組んでこれ見よがしに胸を突き出し、スカートの裾を乱しながらぎこちなく腰を振る女子高生・・・その美貌は真っ赤に染まり、引きつった笑顔を浮かべていた。目の前にいる、数百人の生徒達の視線が、スカートの裾の中に入り込んでくるような気がして、目の前がぼうっとなりかけていた。お願い、見ないで・・・

 『おい、何だ、そのやる気のない腰振りは! 笑顔も忘れてぼけた顔しやがって!』
突然、黒川の厳しい叱咤の声が響いた。
『・・・まあいい、次の命令だ。・・・演台の下の引き出しを開けて、中の物を取り出して見せろ!』

 「ご、ごめんなさいっ!」
梨沙は慌てて謝った。黒川の機嫌が悪かったら、今の粗相を理由に、学校の女子の放尿姿や脱衣姿が校外にばらまかれてしまっていたところだったのだ。
「分かりましたっ」
とにかく今度は、早く黒川の命令に従おう・・・梨沙はスカートの裾を気にしながら少し下がり、演台の引き出しを開けた。

 (・・・こ、これは・・・!)
中に入っているものを見て、梨沙は絶句した。見たことは無いが、その卵形のピンクのプラスチックの物体が何であるか、梨沙は瞬間的に分かってしまった。それは、つい一昨日、梨沙を快感地獄に堕としたものに違いなかった。・・・にーーい、という声が聞こえ、梨沙ははっとした。言うとおりにしないと・・・

 梨沙はそのピンクローターを手に持ち、高く掲げた。そうする中で、梨沙は一つの違いに気付いた。ローターの一端に紐が結びつけられ、その先に鈴が付いていたのだ。梨沙の手に掲げられ、リン・・・と涼やかな鈴の音が響いた。

 『どうした梨沙、引きつった顔をして? 使い方、知ってるだろ?』
黒川の楽しげな声が響いた。
『大丈夫、恥ずかしがるな。お前がそれを入れられて、プールの丸太の上でよがってるところ、ここにいる全員に見られているんだから、今さら照れることはないだろ・・・命令だ。今すぐそれを、お前のあそこの中に入れるんだ。ステージの前ぎりぎりに来てやれよ。鈴は入れなくてもいいからな(笑)』

 ちょっと待て、と柏原が抗議しかけたが、梨沙に身体を触れと命令していないんだから、約束は守っているぞ、と即座に反論されてしまった。

 ごーーーーおおっ、よーーーーんん・・・明らかに間延びしたコールが響いたが、黒川が咎めることはなかった。まあ、そうやってせいぜい、善人の振りをして楽しむがいいさ・・・お前ら、うちの客とほとんど変わらないぜ・・・

 信じられない展開に、梨沙は脚が小さく震え出すのを止められなかった。いやらしい器具を秘裂の中に入れなくてはならない・・・しかも、全校生徒の目の前で、ノーパンのミニスカートの中に手を入れて・・・考えるだけで、目の前がくらくらしそうだった。
 みんなの、みんなのためよ、ここまで頑張ったんだから、もう少し我慢するのよ・・・梨沙は唇を小さく噛むと、にっこりと笑みを浮かべ、数百人の生徒達に顔を向けた。

 壇上で微笑を浮かべる梨沙を見て、生徒達は聖女を見るような気持ちになっていた。同じ学校の女子の痴態流出を防ぐために、普通の女の子だったら死んでもできないであろう恥ずかしいショーを演じようとしているのに・・・一方で、梨沙が必死に笑顔を浮かべながらも、頬を真っ赤に染め、脚がカタカタ震えているのが、不謹慎だが刺激的に感じてしまった。

 <梨沙、これからみんなの前でローターをオマ○コに入れちゃいます! みんな、梨沙が感じるところ、よく見てくださいね!>
大スクリーンに映った梨沙の姿の上に、ピンクでひどいテロップが表示されたが、気の毒で、誰もそれを梨沙に教える者はいなかった。

 全校生徒が見守る中、梨沙は左手で超ミニスカートの前を押さえながら、ついに、ローターを持った右手をスカートの中に入れた。そして、脚を少しだけ開き、少しずつローターを近付けていった。ちらりと会場の方を見ると、数百の生徒達と視線が合ってしまった気がして、梨沙の身体はかあっと熱くなった。私、いったい何をしているの・・・

 しかし、いまさら後には引けなかった。梨沙がそのまま右手を上げていくと、ついにローターの端が、秘裂に当たった。
「あ、あっ・・・」
小さな声が漏れてしまい、梨沙は腰をびくっと振ってしまった。

 その時。身体の奥がじんと熱くなり、じゅわっと、何かが湧き出してきたのを感じた。(う、嘘っ、私、感じてしまっているなんて・・・みんなが見ているのに・・・)梨沙は動揺したが、それが手の慎重な動きを妨げ、一気にぐいっとローターを押し込んでしまうことになった。
「・・・あっ、あっ、ああんっ!」
梨沙は膝をガクンガクンと震わせ、スカートの裾がひらひらと舞った。

 体育館の空気が凍り付いた。まさか、梨沙がそんなに大きな声で快感に喘ぐなんて、予想外だったのだ。もっと可愛いらしく、か細い声でうめくようなイメージを持っていたのだ。また、それでなくても超ミニのスカートの裾が捲れ、太股の根本近くまでが一瞬、生徒達に向けて露出されてしまった。さらに、ローターから延びた紐が震え、その先の鈴が、チリンチリンと、涼やかな音を奏でた。

 <惜しい! ぎりぎりセーフ!>
大スクリーンには意地悪なテロップと同時に、スカートが捲れた瞬間の腰のアップが静止画像で表示された。




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