PART 19

そして数分後。ようやく意識が戻った麻由香は、徐々に開けた視界一杯に、興味津々の男女の顔を見て、眼を大きく見開いた。
「い、いやっ、み、見ないでっ! は、早く解いてっ!」
再び全裸M字開脚姿に緊縛されていた麻由香は、そう言って腰をくねらせることだけが精一杯の抵抗だった。

しかし麻由香の必死の訴えは、ギャラリーの爆笑にかき消された。
「あれだけ激しいオナニーショーしておいて、今更見ないでって、何かの冗談なの、麻由香ちゃん?(笑)」
「ほーんと、『麻由香、いっちゃうぅっ!』とか言って喜んでたくせに。」
「おっきいおっぱいだって、思いっきり揉んで感じてたね。」
「なんなら、あのスクリーンでリプレイ、見てみる?(笑)」

「い、いやっ!・・・い、言わないで、そんなこと・・・」
麻由香は顔から火が出るような羞恥を感じながら懇願した。官能の極限まで追い込まれたせいとは言え、衆人環視の中で自らオナニーをして絶頂に達してしまったのは事実なのだ。しかも、思い出すだけで心臓が停まりそうなくらい恥ずかしいことまで・・・そして、その姿をしっかり録画されてしまった・・・
「も、もう許して・・・お願い・・・」

しかし、誇り高い美少女の哀願は、逆効果にしかならなかった。
「あのー、先輩、何か勘違いしてると思うんですけど、私達、先輩のあそこの処理をお手伝いしてるだけで、別に苛めてるんじゃありませんよ? ま、先輩はあそこ濡らして悦んでる見たいですけど。」
ギャラリーが笑うのをみながら、陽菜が続けた。
「ほら、先輩が寝てる間に、あそこの周り、すっかり綺麗になりましたよ。スクリーンを見てください。」

「え・・・あ、ぅああ・・・い、いやあ、こんなの・・・」
スクリーンに映し出された自分の姿を見て、麻由香は悲鳴と呻きが混じった声をあげた。麻由香の秘部は、恥毛が全て反られ、子供のようにつるつるになっていた。そして、脚を開き切っているため、秘裂が開いてピンクの肉壁が見えてしまっていた。
「や、やめて、見ないでっ!」
自らが晒している姿の余りの卑猥さに、麻由香は頭がくらくらするのを感じた。

「もう遅いよ、麻由香ちゃん。君が気持ち良さそうに失神している間、俺達全員、君のツルツルのあそこ、至近距離からじっくり、見物させてもらったからな。もちろん田之倉が動画もばっちり撮ってるよ。」
佐々岡が笑いながら言うと、男子達はニヤニヤしながら頷いた。
「だけど、毛を剃ってよく見ると、ほんとにキレイなあそこだね、麻由香ちゃん。 田之倉も感心しながら録画してたぞ(笑)」

「そ、そんな、こんな姿を、録画するなんて、ひどい・・・」
麻由香は、剥き出しの秘裂をギャラリー達の視線から隠すことができないまま、恨みがましく言った。あ、あんまりよ、みんな・・・

「ま、いいじゃないですか、先輩!」
美加が呆れるほど軽い口調で言った。
「高校総体で3位に入れば消去されるんですから、ね?」

「そうですよ、先輩、そんなことより、剃り残しの部分、早く剃らせて下さいよ。」
陽菜が続いた。え、全部剃ったって言ってたじゃない、という感じで不審げな顔の麻由香を見ながら、陽菜は肩をすくめた。
「だから、この辺とか、仰向けだと剃れないじゃないですか?」
そう言いながら、麻由香の鼠蹊部をすっと撫で上げ、甘い悲鳴を上げさせた。


そしてその1分後。麻由香は取らされた格好のあられもなさに唇を噛み締め、体を小刻みに震わせていた。

麻由香は、両手を頭の後ろで縛られたまま、四つん這いポーズを取らされていた。四つん這いとは言っても、両手を縛られているため、前は両肩で体を支える形となっていた。そして、脚は肩幅よりも遥かに大きく開かされ、背中は直角に近いほど大きく反らされていた。その結果、麻由香は、裸の下半身を大股開きにして、尻を宙に向かって直角に突き出すポーズを晒すことになった。これでは、恥ずかしい二つの穴を、後方に向けて思い切り突き付けることになる。そして、ギャラリーは意地悪く、皆が麻由香の後ろに集合していた。

「うっわあっ、何か、すっごくいやらしいポーズですよ、先輩!」
美加の口調は明らかに面白がっている様子だった。
「お尻だけ思いっきり突き上げちゃって、さっすが新体操選手って感じ(笑)」

「本当に、先輩、こんな格好をみんなに見られると嬉しい露出狂なんですか? お尻の穴まで、開いちゃってますよ?」
陽菜が感心したように言った。
「だけど、あそこって、こんな風になってるんですねえ。・・・あ、田之倉さん、そんなとこから接写するなんて、先輩、可哀想ですよ(笑)」

「いいじゃん、こんなにきれいなんだから。・・・そうだ、せっかくだから、記念に自己紹介もしてくれよ、麻由香ちゃん! もちろん、顔をこっちに向けながらだよ。」
田之倉は片頬をマットにつけている麻由香の耳元に何か囁いた。

「た、田之倉くんっ!」
あまりの台詞に麻由香は悲鳴をあげた。しかし、今度は陽菜に何かを囁かれ、がっくりとした表情を浮かべた。(い、言うしかないのよ・・・もう散々、恥ずかしい思いしたんだから、このくらい・・・)麻由香はまたも悲愴な決意をせざるを得なかった。
「・・・S高校・・・し、新体操部の、本条、麻由香のお尻の穴と、つ、つるつるお、おまんこ、ど、どうぞ、よく、ご覧ください・・・」
麻由香は歯を食いしばりながらそう言うと、宙に突き上げた尻を左右に振り立てた。
「おっきなお尻が嫌らしいね、麻由香ちゃん(笑)」

 そしてその後、処理の確認、と称して、麻由香は全裸で、恥毛を全て剃られた下半身を晒しながら、もう一度演技をさせられた。もちろん、その様子はしっかりと録画され、麻由香は全裸姿のまま、ギャラリーと共にそのリプレイを見なければならなかった。


 「はい。それじゃあ、麻由香ちゃん、お疲れ様でした。高校総体、頑張ってね。バスケ部一同、みんなで応援してるよ。」
佐々岡が抑えきれない笑みを浮かべながら言った。
「約束どおり、3位以内に入ったら、今日の全ての記録は消去してやるからな。・・・まあ、あそこの毛は戻せないけど、そのうち生えて来るからいいよな?」
ギャラリーが笑いに包まれる中、麻由香は必死に股間と乳房を庇ってうなだれていた・・・

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そしてその翌日、麻由香は新体操部の練習の最初に、部員全員の前で一つの提案をした。それは、今度の高校総体には、佑里恵の現役時代と同じ、純白のレオタード、タイツ無し、で演技したいということだった。
日頃から、現在のごてごてしたレオタードに批判的だったコーチの佑里恵は歓迎したが、他の部員は全員が反対した。それでなくても、佑里恵がコーチに就任後してから、S高校のレオタードは水色の無地に肌色のタイツ、という組み合わせであり、他の高校に比べて体の線が見られやすいものだった。そのため、S高校新体操部は、嫌らしい男達の間での人気校となり、大会にでても隠し撮りの対象にされることが多かった。それなのに、純白レオタードでしかも生足丸出しで大会に出るなんて、嫌らしい目で見てください、と言っているようなものではないか・・・

しかし、麻由香は簡単には譲らなかった。もし、皆の賛成が得られないなら、個人戦だけは、純白レオタードで出たいと主張したのだ。
ちょっと注目されてるからって、レオタードの露出を増やして人気を取ろうなんて、信じられない、などと部員全員から非難を浴びながら、コーチの取りなしで、結局、麻由香の個人戦だけは、純白レオタードで出場することになった。

すると更に麻由香は、試合までの3週間は、全て試合用のレオタードで練習したいと言い出した。それは、N高校の男子達の前でも、純白レオタードで生足を晒して練習したいということでもあった。

これにはさすがの佑里恵も驚いた。
「麻由香ちゃん、ほんとにいいの? あのN高生達よ。」
嫌らしいレオタードをプレゼントするような下心丸出しの男子高校生の前で、生の脚を根本まで剥き出しにする・・・女子部員には信じられない提案だった。やだ、何考えてるの、麻由香ちゃん・・・露骨に嫌悪する空気が流れた。
「・・・へ、平気です。とにかく私、試合と同じ環境で練習したいんです・・・」
麻由香は平静を装った顔で言った。

 信じられない、といった空気で満たされた中、一人の一年生部員が口を挟んだ。
「まあいいじゃないですか、皆を巻き込むわけじゃないんですから。麻由香先輩、今度の高校総体は本気で表彰台を狙ってるんですよね? だから、コーチと同じ衣装で練習もしたいんですよね?」
そう言って陽菜は麻由香の顔を見た。部員の反発を気にしながらも、麻由香が曖昧にうなずいた。

 「私も麻由香先輩のしたいとおりにさせてあげるのがいいと思います。」
美加が続いて言った。
「それに、麻由香先輩の身体、とっても素敵なスタイルと白くてきれいな肌、隠してちゃもったいないですよ。・・・先輩も、男の子たちに憧れの目で見られたら嬉しいんじゃないですか?」
さすがにこれには、麻由香はうなずくことはできなかった。しかし、後輩のからかいをきっぱりと否定しないのが不自然であり、周囲の女子部員にはあからさまに不満な表情を浮かべる者もいた。

 もちろんそれは、麻由香の本当の意思ではなかった。高校総体で3位に入るまでの条件として、佐々岡と絵里奈、そして陽菜と美加達が相談しながら命令として決定したのだ。
(陽菜ちゃん、美加ちゃん、ひどい・・・絶対に表彰台に上がって、見返してあげるわ・・・)悔しさに唇を噛みながらそう誓う麻由香だった。


 そしてその日以降、S高とN高ではちょっとした騒ぎが起こった。S高校一の美少女、本条麻由香が純白でピチピチのレオタードで脚を丸出しにして練習している! しかも、エッチなレオタード事件があったN高バスケ部の生徒たちの前でも! ・・・噂はまたたく間に広がり、数日後には両校の全男子生徒が麻由香を嫌らしい目で見ることになった。
 しかし、新体操の練習場は関係者以外立入禁止であったため、麻由香はレオタード姿を見られることはなく済んでいたため、少しだけほっとしていた。

 しかし、その数日後、事態が急変した。麻由香が白レオタードで練習する様子が、写真週刊誌のトップ記事を飾ったのだ。
『美少女優等生女子高生、たった一人で純白レオタード宣言!』と、扇情的な見出しが付けられたその横には、麻由香の全身像の写真がでかでかと掲載され、コーチと話しながら上品に微笑む美貌、美しく優美なバストのライン、ふっくらとした尻の膨らみ、根本まで剥き出しになった太もも、がはっきりと写し出されていた。
そしてその記事には、麻由香が元オリンピック代表の佑里恵の秘蔵っ子であり、女子大のコーチよりも熱心に無名の高校に通いつめていると書かれていた。更に、麻由香の成績がT大も狙えるほど優秀であることが、先日の予備校の全国統一模試の成績優秀者に麻由香の名前が掲載されている写真と共に紹介されていた。

その記事は瞬く間に評判となり、テレビのワイドショーなどでも連日取り上げられた結果、麻由香は一部のみに知られた美少女新体操選手から、一気に一般人に知られる存在になってしまった。


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