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PART 36(abaab)
しかし、毎日一緒に学校生活を送っていたクラスメイト達が、そんな表面的な言葉をすぐに信じるはずもなかった。梨沙の祈るような視線は、逆の意味に解釈された。
「し、信じるよ。脅迫されて仕方なくしたんだよだよね、梨沙ちゃん。」
「ショウブ堂に脅されてだろ。許せないな、あいつら。」
「学校中が敵に回っても、俺達だけは味方だからさ、俺達を信じて本当のことを言ってくれよ。」
「そうそう、俺達、いつもの梨沙ちゃん知ってるんだから、騙そうとしても無駄だよ。」
(あ、ありがとう・・・でも、駄目なの・・・)梨沙は男子達の気持ちに心から嬉しく感じたが、しかしインカムからの命令は容赦がなかった。
「ありがとう、みんな・・・でもね、本当は私、露出趣味があって、このままじゃ、もっと恥ずかしいこと、しちゃいそうなの。お願い、皆で見てくれないかな、私の恥ずかしい姿・・・」
ショートカットの清楚な美少女のそのセリフとどこか切なさそうな表情は、男子高校生達の感情を巧妙に刺激し、教室の雰囲気が微妙に変わった。
「え、露出趣味って、梨沙ちゃんが?・・・それって、我慢できなくなって外で露出しちゃうってこと?」
「本当にそうなら、俺達はもちろん、協力するけど・・・」
「確かに、一見真面目そうなコほど、そういう願望を抑圧してることがあるって聞いたことがあるけど・・・」
『よし、いいぞ。それじゃあ、こう言うんだ。・・・』
「・・・そ、そうなの。今まで騙しててごめんね・・・だから、良かったら、皆で私のストリップ、見てくれないかな・・・皆なら、私の趣味のこと、言いふらしたりしないでしょ?」
(い、いやあああっ!・・・教室で、男子の前で、そんなの!
助けて、誰か・・・)
しかし梨沙の必死の祈りはまたしても裏切られた。クラスメイトの男子で、梨沙の裸を想像したことがない者など一人もいなかった。その憧れの美少女が、目の前で切なそうな目で、ストリップをしたいと言っている・・・しかも、建前まで揃っている状況で、それを拒否できる訳がない・・・
男子達はしばらく沈黙し、梨沙の制服姿と、携帯に表示されている下着姿を見比べていた。・・・そして、内藤に回答を促すような視線が集中した。
「・・・ほ、本当にそうだったら、俺達は協力するよ、梨沙ちゃんの趣味に・・・」
内藤は少し顔を赤らめながら言った。
「その、俺達が梨沙ちゃんの、ストリップ、を見れば、露出願望が満たされて、こんなバイトをしなくても良くなるっていうこと、なんだよね?」
(い、いや! そんなこと言わないで、内藤くん・・・違う、本当は違うのに・・・)
しかし梨沙は、本心を口にすることはできなかった。それどころか、インカムからはもっと恥ずかしいことを言うように命令されていた。
「・・・そうなの、みんなに見てもらわないと、私、とんでもないことしちゃいそうなの。だからお願い、みんなで見てくれないかな、私の裸?」
すっかり雰囲気に呑まれた男子達が黙って頷くのを見て、梨沙は絶望的な気持ちになった。
「あ、ありがとう、みんな。それじゃあ、ストリップ、始めるね
・・・い、岩本くん、お願い、梨沙の裸、うんといやらしく、撮影してくれないかな?
それから、皆も携帯で撮影して、いつでも見てね、梨沙の裸・・・」
(い、いやあっ! やめて、カメラを出さないで!)
「え、俺が撮影係? いいの、梨沙ちゃん?」
岩本が驚いたように言って立ち上がった。
「だけど、本当にいいの? 今まで、パンチラ写真を俺に撮られて、怒ってたんじゃないの?」
その言葉とは裏腹に、岩本の唇の端には小さな笑みが浮かんでいた。
(い、岩本くんっ! やっぱりあなた、知ってるんでしょ、ひ、ひどい・・・)梨沙は屈辱に震えたが、笑顔で岩本に頷くしかなかった。更にインカムからの命令が追い討ちをかける。
「・・・もちろんいいわよ、岩本くん。・・・本当はね、岩本くんにパンチラ撮られて嬉しかったの。・・・どうせなら、お、おっぱいも、あ、あそこも、じっくり撮って欲しいと思ってたの・・・」
余りに信じられない言葉の連続に、他の男子達は絶句して梨沙の顔を見つめていた。あんなに真面目で正義感が強くって、下ネタなんて厳禁の筈だった梨沙ちゃんが・・・しかし今は、恥辱に小さく震えるその様子は、露出できる期待に悦びを感じているようにしか見えなくなってしまっていた。皆、内心の興奮を隠しながら、携帯を取り出して、カメラモードにして構えた。
(梨沙ちゃん、やっと分かったのかい、俺がアヤメ企画とつるんでること・・・もう手遅れだけどね(笑))岩本は真面目そうな顔で頷くと、梨沙にダメ押しをした。
「・・・分かったよ。梨沙ちゃん、優等生のレッテルを貼られちゃって、本当の自分を出せずに辛かったんだね。俺達だけで、梨沙ちゃんの趣味を満足させてあげようぜ。なあ、みんな?」
岩本はそう言うと、クラスメイトの男子を見回し、皆が頷くのを確認した。(そりゃみんな、見たいよな、こんなに可愛い生徒会長さんのストリップ(笑))
「それじゃあ、最高のカメラでうんときれいに、嫌らしく、撮ってあげるよ・・・それじゃあ、まずブレザーから脱いでよ。色っぽくね。(笑)」
こうして、クラスメイトの男子の前でのストリップショーの幕が上がった。完全に逃げ場のなくなった梨沙は、インカムからの指示に従い、屈辱の口上を口にした。
「・・・それでは、谷村梨沙、クラスのみんなの前で、いつもの教室で、ストリップします・・・どうぞ、よろしくお願いします・・・」
(い、いやあっ!)梨沙は内心で悲鳴を上げながらも笑顔を作り、ブレザーのボタンを外していった。
ブレザーを脱いだ梨沙は、それを綺麗にたたみ、ゆっくりと隣の教卓の上に置いた。
「それでは、次に、ブラウスを脱ぎます・・・」
インカムからの指示により、視線をクラスメイトから外すことすら許されない梨沙は、興奮を抑えきれない様子の男子達の顔を見ながら、ブラウスのボタンに指をかけた。
早朝の教室では、非日常的な光景が展開されていた。なぜか男子生徒だけが全員そろって席に座っていて、目の前の教壇には女子が一人立ち、全員に注視されながら、ブラウスのボタンを外していっているのだ。しかもその少女は、皆に向かって笑顔を浮かべ、嬉しそうに服を脱ごうとしている・・・
(全くいい絵だな、梨沙ちゃん。見られるかもしれない屋外露出もスリルがあるけど、知り合いの前での強制ストリップショーもいいもんだろ?(笑))岩本はビデオカメラを構え、梨沙の脱衣シーンをあらゆる角度から収めていた。
男子達が息を呑んで見守るのを感じながら、梨沙はついにブラウスのボタンを全て外し終わり、一気にそれを脱ぎ去った。そして、手で胸を隠したいのを堪え、両手を頭の後ろに組んだ。全て、インカムからの指示だった。
「・・・ど、どう? 梨沙のブラジャー、可愛い?」
ブラに包まれた乳房を突き出すようなポーズを取りながら、梨沙は男子たちに笑いかけた。
「ほら、みんな、きれいに撮ってね、私の恥ずかしい姿・・・」
「あ、ああ、それじゃあ、撮らせてもらうよ・・・」
男子の一人がそう言って携帯のシャッターを切ると、教室のあちこちからシャッター音が聞こえた。初めて生で女子のブラ姿を見た者がほとんどだったため、その美しさと卑猥さに見とれてしまっていたのだった。
「梨沙ちゃん、すっごく綺麗だよ、肌が真っ白だね・・・」
「うん、胸の形も綺麗な流線形っていうのか釣鐘型っていうのか、とっても色っぽいよ!」
「でも、外で見せちゃ駄目だよ。危ないからね。」
「あ、ありがとう・・・」
梨沙は頬を真っ赤に染めながら、男子達の好意的な言葉にお礼を言った。しかしそれは、梨沙が露出狂であることを前提としたものであったため、内心は恥辱にまみれていた。
「それじゃあそろそろ、次を脱いでよ、梨沙ちゃん。」
岩本が頃合いを見計らって言った。
「次はスカートなのかな? それとも、ブラを脱いじゃう?」
そう言うと、岩本は悪戯っぽい目で梨沙の表情を窺った。
(・・・! し、知ってるのね、岩本くん、やっぱり・・・)
岩本がアヤメ企画と組んでいることを、梨沙ははっきりと確信した。私が今、スカートの下に何を穿いているか知っていなければ、そんなことを言う筈がない・・・しかし、岩本の正体を知ったところで、梨沙はインカムからの指示に従うしかなかった。
「・・・あ、あの、次は、ブラジャーを、脱ぎます・・・」
(い、いやあっ! お願い、許して、クラスの皆の前でだけは・・・)
梨沙は壁にさりげなく設置してある監視カメラを見つめて訴えたが、もちろん指示が変わる筈もなかった。
「え、ブラジャーを脱ぐの・・・?」
1人の男子がそうつぶやいたが、他の男子は皆、黙って梨沙を見ていた。ついに、憧れの谷村梨沙の胸を見ることができる・・・早く脱いでオッパイと乳首を見せろ・・・それが皆の心の声だった。
「え、ええ。早く皆に見て欲しいの、梨沙のオッパイ!」
梨沙は本心と全く逆のことを言わされながら、両手を後ろに回し、背中のホックを外した。
『ほら、躊躇わないで一気に脱ぐんだぞ。それから、笑顔で、目をみんなから逸らさずにな。お前は露出狂なんだから、簡単だろ?(笑)』
(い、いやあっっ)
梨沙はもはや、完全に操り人形と化していた。自分の思いとは全く無関係に、ブラをさっと外して、両手をまた頭の後ろに回した。プルン、と張りのある乳房が揺れながら露出し、クラスメイトの男子全員の視線に晒された。
「どうかしら、梨沙のオッパイ? サイズは80、Cカップよ。」
頭の後ろに両手を組んで直立していた梨沙は、挑発するように腰を左右に振った。若い張りのある胸がその度にプルプルと震え、卑猥なショーを演出した。
学園一の美少女が目の前で上半身裸になり、にっこり笑いながら可愛いミニスカートに包まれた腰を振っている・・・それは、いつも悶々としていた男子高校生達にとって、あまりにも目に毒な光景だった。ついさっきまでは、梨沙ちゃんを汚い大人から守る、と息巻いていた男子達は、梨沙の乳房に熱い視線を浴びせ始めていた。
「おー、いいねえ、梨沙ちゃん、本当のストリッパーみたいで。ほら、しっかり撮ってあげるから、俺の方を見て笑って!」
ただ一人、余裕のある岩本が、梨沙に言葉嬲りをして楽しんでいた。
(さあ、お次はいよいよ、バイブ付きの前貼り公開だね。これで完全に、男子全員に変態だと信じてもらえるよ、良かったね、梨沙ちゃん?(笑))