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PART 37(abaab)
その早朝の教室には20人以上がいたが、また暫く、誰も言葉を発する者はおらず、唾を飲み込む音と、携帯の乾いたシャッター音が連続して響いた。それが一しきり終わると、男子達がようやく口を開いた。
「すっげえ、これが本物のオッパイなんだ・・・きれいだな、梨沙ちゃんの胸・・・」
「本当だよな、大きさもちょうどいいし、乳輪もピンクで小さめだし・・・」
「あの乳首、溶けちゃいそうな淡いピンクで、たまんないなあ・・・」
「梨沙ちゃん、顔だけじゃなくて、身体も完璧じゃん!」
「でも、こんな格好を見られて喜ぶ露出狂だったんて、ちょっとだけ残念だな・・・」
「お前、そう言いながら、さっきからガン見じゃないか、梨沙ちゃんのオッパイ!」
最後の男子の言葉に、一気に皆の緊張が溶け、教室が笑いに包まれた。それは、どうせなら、露出狂の梨沙の裸をみんなで見て楽しんでやろう、と皆の意識が一致した瞬間でもあった。
そしてついに、次の服を脱ぐタイミングになった。男子達の顔を見たまま、スカートのホックを外して手を離し、一気に下に脱ぎ落とせ。もちろん笑顔のままで・・・それが、インカムから聞こえた黒川の指示だった。
(そ、そんなことをしたら・・・)
それは、素っ裸を晒す以上の恥辱だった。しかし、どんなに辛くても、今の梨沙は指示に従うしかなかった。
「それじゃあ、次は、スカート、脱ぎます・・・」
梨沙はそう言いながら、スカートのホックを外した。(や、やらなくちゃ・・・そ、そんな眼で見ないで、お願い、みんな・・・)梨沙は直立して引きつった笑顔を男子に向けたまま、スカートから両手を離した。支えを失ったスカートは自然落下を始め、空気を含んでふわっとしながら、床に落ちていった。
「・・・ど、どう、梨沙のパンティ、ちょっと変わってるでしょ?」
驚愕して息を呑む男子達の顔を見ながら、梨沙は命じられたセリフを言った。(も、もう駄目っ、私・・・)
名門のK大附属高校で1番の美少女であり、生徒会長をするほどの優等生の梨沙は、ついに全裸に前貼りだけの姿を晒すことになり、歯をカチカチ言わせて震えていた。作り笑いももはや限界だった。いくら命令には絶対服従であっても、全裸以上に恥ずかしい姿を晒して平然と笑うことなどできなかった。
そして、美少女が裸を晒して羞恥に喘ぐ姿は、消えかけていたクラスメイト達の後ろめたさを呼び覚ますことになった。恥毛が隠れただけの梨沙のヌードは余りにも魅惑的であり、男子達はその裸身に釘付けになりながら、良心の呵責を感じていた。
「・・・なあ、梨沙ちゃん、やっぱり、無理してない?」
「そうだよ。顔が真っ赤だし、脚なんか、ぶるぶる震えちゃってるじゃん。」
「それにさ・・・その、パンティって、昨日の騒ぎの奴と、同じだよね・・・」
「・・・てことは、梨沙ちゃん、まさか、アソコに・・・」
バイブを咥えさせられている・・・さすがにその男子も、そこまで言うことはできなかった。しかし、その場の全員が同じことを思って、梨沙の下半身を凝視していた。
『おい、梨沙ちゃん、疑われてるぞ。もっとにっこりしろよ!』
インカムから黒川の苛立った声が聞こえたが、梨沙の強張った表情は少し引きつった笑顔を浮かべただけだった。
『まあ、いいや。それじゃあ、態度で示してやれよ・・・』
(そ、そんなっ!)
目の前の男子達が自分の下半身を瞬きも惜しんで凝視しているのに、そんなこと、できない・・・梨沙はそう思いながらも、身体をゆっくりと回転させた。梨沙の身体は黒板を向く形になり、男子達には裸の後ろ姿を見せつけることになる。梨沙の下半身の後ろは、お尻の溝の部分を僅かに板が覆っているだけだ。梨沙はそのまま少し前かがみになると、裸の尻を後ろに付き出した。
「ほ、ほら、梨沙のお尻、よく見て・・・」
梨沙はそう言いながら、腰を左右にクネクネと振り立てた。黒板を向いている顔は苦渋に歪み、悲鳴をあげたくなるのを唇を噛んで必死に堪えていた。
「ね、こんなこと、脅迫されてたって、できる訳ないでしょ? 脅迫されてたとしたって、教室には皆しかいないんだから、ごまかすこともできるのに・・・ほら、写真と動画、うんと沢山撮ってね・・・」
梨沙の更に過激な行動に、途端に男子達の理性が首を引っ込め、欲望が湧き出してきた。梨沙と視線が合わなくなったことも、男子達の後ろめたさを減じさせた。
「嘘だろ・・・梨沙ちゃんが、生尻見せつけて裸踊りかよ・・・」
「でも、あのくねらせ方、いやらし過ぎないか? なんか、慣れてるっていうか・・・」
「ほんと、つるっとしてて白くって、触り心地良さそう(笑)」
「けど、あれが邪魔だな。あの黒い棒。」
「でもさ、その先に付いてるのかな、例のアレ(笑)」
男子達の会話はヒソヒソ声ではあったが、静かな教室では、その内容は梨沙にも聞こえていた。
『よし、良い感じだぞ。アヤメ企画で男を悦ばせる訓練をした成果が出たな(笑)』
インカムの黒川が上機嫌に言った。
『それじゃあ、次、やってみろ。お友達が気まずいらしいから、顔は黒板を向いたままでいいぞ。うんとよく見てもらいな、梨沙のケツの穴(笑)』
(う、嘘よ、こんなの・・・)
昨日から、一体何度そう思っただろう・・・梨沙は頭の中が真っ白になるのを感じながら右手をお尻の方に伸ばし、尻の溝の上の方に沈めた。顔を向けなくても、男子達が今、自分の最も見て欲しくない部分に視線を集中させているのが痛いほど分かり、その手が小さく震えた。
(や、やらなくちゃ!・・・もう駄目、私・・・軽蔑されちゃう・・・)
梨沙は悔しさと羞恥に眉を潜めながら、前貼りの後ろの端を掴み、ゆっくりと外に向けて引っ張っていった。すると、尻の穴に咥えていた黒いバイブがずるずると姿を現し、クラスメイト達の視線に晒された。
「・・・あ、あんっ、・・・わ、分かるでしょ。これ、昨日、学校の正門にかかっていたのと、同じものなのよ。もう1つ、持ってたの、私・・・」
その瞬間、背後の生徒たちの空気がふっと変わるのを梨沙は感じた。り、梨沙ちゃん、嘘だろっ、という小さな悲鳴や感に堪えないような呻き声が教室のあちこちから聞こえた。そして、カメラのシャッター音が静かな教室に連続して響いた。
しかし、恥辱ショーはそれで終わりではなかった。その前貼りは、前の穴にバイブを抜かなければ外すことはできないのだ。梨沙は今度は左手を前に回して股間に当て、前貼りの前側の端を掴んだ。
「・・・り、梨沙は、お、オマンコに、いつもこんなものを咥えて、よ、喜んでます・・・」
(く、くうぅ・・・)梨沙は心臓がどきどきして破裂してしまうように感じながら、歯を食いしばって羞恥心と戦い、股間に埋め込まれていたバイブをゆっくりと引き抜いた。
「ん、ん、あ、あんっ、あっ、ああっ・・・」
(だ、だめ、声を出したらっ!)梨沙はそう思って必死に堪えたが、引き抜かれるバイブが膣の内側を刺激し、梨沙は可愛い声をあげてしまった。
今一番人気の清純派女優に勝るとも劣らない美少女が、クラスメイトの男子全員の前で全裸になってお尻を突き出し、性器に咥えていたバイブを抜いて見せている・・・それは、男子達にとってあまりに衝撃的かつ魅惑的な光景だった。今度はあそこを思いっきり開かせてやりたい、そして、いつもは澄ましていた美貌がどうなるか、見てやりたい・・・散々悩ましい痴態を見せ付けられ、男子達は欲望が膨らむのを抑えきれなくなってきていた。
梨沙にも、さっきまでは本気で心配してくれていた男子達の雰囲気の変化が嫌というほど分かっていた。しかしそれでも、シックスナインで肉棒を口に咥えている動画をばら撒かれることだけは避けなければならなかった。
(お、お願い、みんな、見ないで・・・)梨沙は無駄と分かっていてもそう祈らずにはいられなかった。
「・・・これが、梨沙のお気に入りのバイブ付きパンティ、です・・・」
梨沙は命じられたセリフを言いながら、それを隣の教卓の上に置いた。男子達がどんな眼でそれを見ているか・・・梨沙はとても顔を向けることができなかった。
(こ、これで命令は全部した筈よ・・・もう、許して。男子全員に変態の露出狂だと思われたんだから、これで満足でしょ?)
完全な全裸になった下半身を後ろに向けて突き出しながら、梨沙はインカムの先の脅迫者に必死に懇願した。
しかし、梨沙への恥辱指令はまだまだ序の口だった。再び、インカムから黒川の声が聞こえた。
『おいおい、何をお上品に脚を閉じてるんだよ?
お前、露出狂の変態女なんだろ? ほら、もっとガバッと開いてケツの穴を見せるんだよ(笑)
もちろん、うんといやらしいセリフを言いながらだぞ。内容はお前に任せるから、期待してるぞ(笑)』
(く、黒川さんっ!)
笑いながら信じられないほど卑猥な命令をする黒川に梨沙は心底腹が立ったが、どうすることもできなかった。
「・・・み、みんな、よく見て。・・・これが、梨沙の、お尻の穴よ・・・」
梨沙は死ぬ思いで恥辱のセリフを口にすると、自ら両脚を開いていった。肩幅より少し広くなったところで閉じようとしたが、インカムの黒川から叱責され、肩幅の1・5倍以上にまで広げることになった。尻タブが割れ、尻の溝とそこに奥まった穴までがチラチラとクラスメイトの男子達の前に開陳された。
「おー、すごいね、梨沙ちゃん、本当に皆の前で裸になるなんて!」
沈黙する教室の中、岩本がビデオカメラを構えながら軽い口調で言った。
「だけど、お尻の穴がよく見えないよ、もうちょっと、よく見せてくれない?」
『おい、「お客様」のご要望にはできるだけ応えるんだ。ほら、手で広げればいいだろ、それから・・・』
(・・・! そ、そんな・・・)
黒川の非情な命令を聞き、黒板を向いた梨沙の表情がまた固まった。私、そんなこと・・・
「ご、ごめんなさい。・・・こうしたら、よく見えるかしら・・・」
梨沙はまた、歯を食いしばりながら両手を後ろに回し、尻タブに手を当てた。一瞬ためらった後で、思い切り両側に開いた。
「み、見て、梨沙のお尻の穴、全開です・・・」
(ひ、ひいっ! も、もう、いやあっ!)
しかし梨沙の身体は、黒川のもう一つの命令を実現するために、深く前に倒れていった・・・
そしてその十数秒後。クラスメイトの前で自ら全裸になった美少女は、皆に背中を向けて両脚を肩幅より遥かに大きく開き、その尻タブを両手で思い切り広げて見せるという衝撃的なポーズのままで身体をどんどん前に倒し、ついには、両脚の間から逆さになった顔を皆に見せることになった。
「ど、どう? 男の子の前でこんな過激な格好、ただ脅迫されただけじゃ、普通の女の子はできないわ、絶対!」
久しぶりにクラスメイトと対面することになった美少女の顔は、妖艶とも言える笑みを浮かべていた。
「ほら、これで私が本当に露出狂だって、分かってもらえた?」
(こ、これでいいんでしょ? は、早く、終わりにして・・・)