![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
PART 41(abaab)
(い、いやあっっ!)
梨沙は内心で悲鳴を上げ、ついにパンティに自らの手を掛けた。そして、歯を食いしばって羞恥に耐えながら、その手を一気に下ろした。パンティが膝まで引き下ろされ、ついに裸の下半身が廊下で露出された。
(ひ、ひぃぃ・・・私、何てことをしてるの・・・)
梨沙はさらにパンティを下ろして足から取り去り、掲示板の指定された位置に貼り付けた。即ち、全校生徒が登校時に見る掲示板に自分のオールヌード写真と、脱いだばかりのパンティを貼り付けたまま、ここを立ち去らなくてはいけなくなった。
『はい、それじゃあ次にいきましょ? 指示通り、隠したら駄目よ。それから、早く走っても駄目よ。いつも通り、ゆっくり背筋を伸ばして歩いてね。』
・・・そして梨沙は、裸の下半身を隠すこともできないまま、1階の廊下を歩かされた。
(こ、こんなの・・・ひ、ひどい・・・私、露出狂なんかじゃないのに・・・)
しかし今自分は、恥毛とお尻を丸出しにして校舎内を歩いているのだと思うと、生きた心地がしなかった・・・誰かが見たら、絶対に変態だと思って通報するだろう・・・
コツ、コツ、コツ・・・他には誰もいない静かな廊下に響く自分の足音が異様に大きく聞こえ、梨沙は心臓が破裂しそうなほどにドキドキした。そしてそのまま歩き続け、ようやく校舎の中央の階段に辿り着いた。
すると、階段の入り口の壁に、また一枚の張り紙があった。
『ここでブレザーとブラウスを脱ぐこと。上半身は、ブラとリボンだけになってね。』
『どう、気に入ったかな、廊下を歩きながらのストリップ?
教室の中で脱ぐより、スリルがあるでしょ?』
インカムからの女の声がそう言ってからから笑った。
(気に入る訳無いでしょっ! もういやあ・・・)
梨沙はそう思いながらも、指示通りにブレザーのボタンを外し始めた。この恥辱地獄から逃れるためには、とにかく早く教室に辿り着くしかないのだ。そしてまた、先週のように死ぬほど恥ずかしい格好を見せて男子に媚びを売り、掲示板のパンティや恥ずかしい写真を回収してもらうしかない・・・
そしてついに、梨沙は、上半身にはブラジャーとリボンだけ、下半身には緑のハイソックスだけ、という信じられない姿になってしまった。
(こ、こんなことさせて楽しいの、みんな・・・)
男子の嫌らしい発想の連続に付き合わされ、、梨沙は羞恥に震えながら階段を登り始めた。今、後ろから誰かが上がってきたら、自分は何も身につけていない股間を下から見られることになる・・・想像するだけで死ぬ程恥ずかしい気持ちになり、梨沙の顔はますます真っ赤に火照っていった。
身を隠しているのは実質的にブラジャーだけという信じられない格好で階段を登った梨沙は、階段を登り切ったところでまた一枚の紙が貼ってあるのを見つけた。
『それじゃあ最後に、ここでブラジャーを脱いでね。それから、下においてある目隠しを付けて教室まで来てね。ついでに、邪魔だから鞄はそこに置いていくこと。
目隠しするけど、廊下をまっすぐ歩いて、一番奥の教室だから大丈夫だよね。許可があるまで、絶対に目隠しは外しちゃ駄目だよ。』
そしてその1分後。指示に逆らえない梨沙は、その場でブラジャーを外し、身に付けているのは緑のリボンと緑のハイソックスだけ、という実質的な全裸になった。16歳の女子高生にとって、それは余りにも恥ずかし過ぎる事態だった。そしてさらに、その紙の下に置いてあった紙袋の中から、目隠しを取り出して自分の目を覆った。途端に目の前が真っ暗になり、何も見えなくなった。
「う、い、いやあ・・・」
梨沙は掠れた声で悲鳴を上げた。全裸で目隠しをした無防備な姿で、いつもの教室まで歩かなければならない・・・乳房も恥毛も尻も丸出しにした姿を誰かに見られたとしても、それに気付くことすらできない・・・
そして、学園一の美少女生徒会長による、全裸廊下歩行ショーが始まった。目隠しをする前にだいたいの方向と距離を頭に入れた梨沙は、2年1組の教室に向けて歩き始めた。
距離にしてみれば僅か4、50メートルなので、30秒も歩けば着く筈、大丈夫・・・全身の皮膚を直接風が撫でるのを感じながら、梨沙はいつもどおりのスピードで歩き始めた。目隠しをしていると、コツ、コツ、という自分の足音が更に大きく聞こえ、誰かが不審に思って途中の教室から出てきそうな気がして、梨沙は全身がぞくぞくするのを感じた。(は、早く、終わって・・・あと少しで教室よ・・・)もちろん、教室には自分のヌードを嫌らしい気持ちで期待している男子達が待ち構えているのは分かっていたが、公道に等しい廊下を目隠しで全裸のまま歩くよりは遥かにましだと思った。
そしてしばらく歩き、隣の2年2組の辺りまで差し掛かったと思ったところで、梨沙はある異変に気付いた。パシャ、パシャ、という音が連続して響き、自分の周りのあちこちに人の気配が感じられたのだ。
「い、いやっ、誰かいるの?」
梨沙は堪らず悲鳴を上げた。しかし一方で、皆が無言でいることに違和感を覚えた。もし、何も知らずに私のこの格好を見たら、絶対に何か言う筈、それが卑猥なからかいなのか、心配の声なのか、蔑みの声なのかは分からないけど・・・
「い、1組の男子の皆よね? お、お願い、指示にちゃんと従って、私、歩いているんだから、邪魔しないで・・・写真は撮らないで・・・」
目隠しをしたままの顔を人の気配がするあちこちの方向に向け、梨沙は懇願した。今、私の周りに3人はいるわ・・・こんな格好で学校の廊下を歩いているところを携帯で撮影されてしまうなんて、16歳の少女にとっては死にたいくらいに辛く恥ずかしいことだった。
しかし、美少女の哀願にも周囲の人間は非情だった。顔を向けた方向から連続してシャッター音を聞かされ、梨沙は恥辱に顔を歪めた。
(お前は露出狂なんだから、実は喜んでいるんだろう、って言いたいの?
ひどい・・・せめて、何か言ってくれてもいいのに・・・)
しかし今の状況では、恥ずかしい部分を嫌というほど撮影されながら、全裸で歩き続けなければならないことを梨沙は思い知らされていた。
そしてようやく、梨沙は廊下の一番奥の教室に辿り着くことができた。ところどころで教室側の壁を触っていた梨沙は、それが2年1組の教室の扉であることを確信した。
(や、やっと着いたわ・・・それじゃあ、開けるわよ・・・)
そこにはまた、男子全員が席に座って自分の痴態を待ち構えているかと思うと頬が熱くなったが、廊下にいるよりは遥かにましだと思った。今度こそは卑猥な歓声を浴びせられる・・・梨沙は恥辱の予感に身体が火照るのを感じながら、その扉をがらがらと開けた。
梨沙は開いた扉から中に一歩入り、後ろ手に扉を閉めた。しかし、そこでも梨沙を迎えたのは沈黙だった。(え、誰もいないの・・・)梨沙は意識を集中した。すると微かにではあるが、確実に大勢の人がいて、息を殺している雰囲気を感じた。
「や、やだ、どうしてみんな、何も言ってくれないの・・・?」
梨沙は不安に怯えながら、座席の方に向かって話しかけた。
すると誰かが近付いて来て、梨沙の耳に携帯らしきものを当てた。そして、録音された岩本の音声が流れて来た。
『今日はしばらく、目隠し・沈黙プレイをしてもらうよ。・・・まず、この前と同じように、みんなに向かって裸で挨拶して。まだ目隠しは外しちゃ駄目だよ。』
(目隠し・沈黙プレイ・・・?)
アダルトショップでいろいろなDVDを見せられた時にも、そんなのは無かった・・・梨沙は不思議に思ったが、それが男子達の希望なら断る訳にはいかなかった。
「わ、分かったわ・・・だけど、何か心配だから、早く普通のプレイもしたいな・・・」
そう言ってから、梨沙は皆の方を向き直して、無理やり笑顔を作った。
「・・・K大附属高校2年1組の谷村梨沙、16歳です。サイズは上から80、58、83です。生徒会長もしている私ですが、本当は、男の人に裸を見られるのが大好きな、ろ、露出狂です。・・・今日も、私のエッチな身体をみんなで見て、写真も撮ってくださいね。」
できるだけエッチに言わないと、またやり直しになる・・・そう思い知らされている梨沙は、先週の前半までは考えたこともないセリフを、にっこりと笑って言った。
(こ、これでいいんでしょ?・・・お願い、何か言ってぇ・・・)
しかし、美少女生徒会長が全裸を披露しながらの衝撃の告白にも、先週のような歓声も拍手も起きなかった。そして、しんとした空気のまま、また携帯が耳に当てられた。
『そのまま教卓の上に仰向けになれ。廊下側が足、窓側が頭になるように。』
「え・・・?」
梨沙は想定外の命令に戸惑った。先週は教卓の上でM字開脚をさせられたが、今度は仰向けにしてどうするつもりなのか・・・不安に思いながらも、梨沙は指示のとおり、教卓の上に上がると、廊下向きの端で膝を折るように座り、そのまま身体を倒して背中を教卓に付けた。
(い、いや、どうするつもり・・・)
相変わらず視界は真っ暗で、全裸の身体を何をされても抵抗できない姿勢にされ、梨沙は微かな恐怖を覚えた。もしこのまま、脚を開かれて、挿入されてしまったら・・・
その時、梨沙の両手と両足が、複数の人間によって一気に押さえられた。
「い、いや、やめてっ!」
犯されるっ!・・・梨沙は恐怖に震え、思わず悲鳴を上げた。身体を必死にバタつかせて、自分を押さえる手から逃れようとした。
しかし、梨沙を押さえる周囲の人間は、それを予期していたように、さらに強い力で梨沙の四肢を押さえつけた。結局梨沙は、教卓を取り囲む人間達に、淫靡なダンスを見せるだけに終わってしまった。
そして、梨沙が抵抗するのを諦めるのを確認すると、今度はそれぞれの手首と足首にがちゃり、と革手錠をかけた。
(こ、拘束プレイ!?)
アヤメ企画で全裸姿で直立に拘束された記憶が蘇り、梨沙は羞恥と恐怖に震えた。
「ちょ、ちょっと、何をするの? ねえ、今日は普通にしようよ。ね、うんとエッチなオナニー、見せてあげるから・・・」
梨沙はそう言うと、今度は媚を売るように腰をくねくねと振った。とにかく、全裸で拘束されてしまったら何をされるか分からないのだ。若い男子高校生が一人でも暴走したら・・・アヤメ企画で見せられた、教室で輪姦される女子高生のDVDが頭に浮かび、梨沙は顔を引きつらせた。
しかし梨沙の必死の訴えにも、ほとんど反応はなかった。唯一、くすっと小さな笑い声が聞こえ、慌てて口を覆ったような雰囲気を感じただけだった。
そして梨沙を取り囲む者達は、黙々と動いて、それぞれの革手錠の反対側にロープをかけ、四方の脚に括り付けたようだった。その結果、梨沙は教卓の上で全裸でX字に磔されるように固定されることになった。
『どう、梨沙ちゃん、このポーズは? 今のご感想をどうぞ。』
(ひ、ひどい・・・でも、変に抵抗して刺激する方が危ないわ。迎合して、早く満足させて、他のポーズを見たいと思わせるのよ・・・)
「す、すっごい格好にしてくれて、ありがとう・・・梨沙、学校で素っ裸になるだけでも興奮しちゃったけど、教卓に縛り付けられるなんて、すっごく刺激的で、感じちゃった。すっごく濡れちゃう・・・」
いつの間にか、教卓の周囲が大勢の人間に囲まれている雰囲気を感じ、梨沙は羞恥に震えた。(や、やだ、目隠しをされてると、ほ、ほんとに、変な気持ちになっちゃう・・・)
『それじゃあ、梨沙ちゃんの希望の品物、プレゼントしてあげるよ・・・』
梨沙は、その声を聞かされた瞬間、秘裂に手が当てられ、思い切り開かれるの感じた。
「ひ、ひぃっ、いや、見ないで・・・」
梨沙は思わず小さな悲鳴をあげて身をよじろうとした。これでは、廊下側の男子に向かって、開いた秘裂の奥までを晒してしまっている筈・・・本当に濡れちゃっているのが分かっちゃう・・・私、変態じゃないのに・・・
しかしもちろん、恥辱はそれで終わりではなかった。開き切った秘裂の奥まで覗かれ、ぐっしょり濡れてしまっていることが披露されると、また、クスッと小さな笑い声が聞こえた。
そしてその声と同時に、梨沙は秘裂の入口に異物が当てられるのを感じた。