現在のご寄付:約 0
0 hash/s、計0 hash)
アクセスカウンター
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
サイト運営にご協力いただき、ありがとうございます。梨沙ルート4です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


PART 47(abaab)

「い、いやっ、そんなの、絶対に、駄目ぇ・・・」
この姿をインターネットに流される・・・梨沙は羞恥と屈辱に脚がカタカタと震えた。すると、尿の方向も複雑に変わり、またギャラリーの目を楽しませることになってしまった。そして眼下では、すっかりベストポジションに構えたカメラとビデオが、嫌らしいアングルから梨沙の痴態を記録し続けていた。すっげー、まだ出てるぞ、あれ、毛が生えてないんじゃない、と言った声が断続的に聞こえてくる。

そしてようやく、梨沙の放尿が終わった。
「・・・お、お願い、早く解いて・・・」
梨沙は力無い声で懇願した。女の子として最も見られたくない痴態を、下級生の男子に晒してしまった今では、それだけ言うのが精一杯だった。

しかし、3人の女子が反応する前に、校庭にいる1年男子達から声がかけられた。
「あのー、谷村先輩、ですよね? どうしたんですか、その格好?」
「大丈夫ですか、誰かに苛められてるんですか? ・・・剃られちゃったんですか?」
「どうしておしっこなんかしてたんですか、先輩?」
しっかり放尿姿を撮影していたくせに、男子達は悪びれもせずに聞いた。そしてその視線は、まともに梨沙の顔と乳房、大股開きの股間を行き交っていた。

素っ裸で大股開きに拘束されている女子を目の当たりにしながら、まずじっくりと撮影し、次に冷静に質問をする・・・15、6の男子としては余りに不自然な行動に、梨沙は若干違和感を感じたが、それを更に掘り下げる余裕はなかった。

『みんな、こっちに来てっ、て言うのよ、梨沙ちゃん!』
突然、耳元のインカムからゆきなの声が聞こえた。
『そうすれば、ここに来るまでに時間稼ぎできるし、とにかくさっきのことは人に言わないように手なずける必要があるでしょ? それに、服も返してもらわなくちゃ。』

(ゆ、ゆきなちゃん! どこから見てるの・・・)梨沙は首を左右に捻って見たが、どこにもそれらしき影は見えなかった。相変わらず、数百メートル先の幹線道路を行き交う車が見えるだけだ。

「谷村せんぱーい、大丈夫ですかあ?」

遥か下からさっきよりも大きな声で呼びかけられ、梨沙は動転した。
「だ、大丈夫よ・・・ねえ、みんな、ちょっとこっちに来ない?」
恥辱と必死に戦いながら、梨沙は3人に向かって微笑んだ。
「もっと、近くに来てほしいの・・・」

3人の1年男子達があっという間に校舎内に入ったのを確認して、梨沙はほんの少し安堵した。そして、首を横に捻り、後ろにいる3人の女子に向けて声をかけた。
「み、みんな、早く手錠を解いて・・・早くしないと、男子達が来ちゃう!」

しかし、3人の女子は相変わらずのんびりしていた。そしてクスクス笑って梨沙に言った。
「さすがね、梨沙ちゃん。普通の女の子だったら、来ないでっ、て叫ぶのに、笑顔で誘うように、『近くに来てほしいの・・・』だもんねっ! さっすが、露出狂の鏡っ(笑)」
「そうか、こっちに来させて、服を返してもらって、屋上からおしっこしてたことも口止めするって訳ね。あったまいいっ! さすが、優等生!」
「それで、この可愛いお尻でお出迎えするのね・・・それじゃ、頑張ってね。」

「え、ちょ、ちょっと待って、どういうこと!?」
相変わらず全裸ガニ股姿で網に磔にされている梨沙は、切迫した声で言った。頑張ってねって、まさか・・・

「うん、私達がいると、男子達も気にしちゃうだろうから、先に教室に戻ってるね。」
「うまく誘惑して、服を返してもらえるといいね、梨沙ちゃん。失敗したら、今日は素っ裸で過ごさなくちゃね。(笑)」
「一日中ここで磔のままだったりして(笑)」
「あ、もちろん、私達のことをしゃべったらだめよ。・・・それから、手錠の鍵はどうしようかな・・・」
3人の女子は言いたいことだけを言うと、お願い、待ってぇっ、という梨沙の懇願を無視して、階段へと消えていってしまった。ガチャン、と扉が閉まる音が梨沙を絶望に突き落とした。


ーーーそして3人の女子が階段を降りかけた時、下から3人の男子達が上がって来た。
「あ、おはようございます、岩倉さん、牧原さん、早川さん。」
男子の一人が爽やかに挨拶をしながら軽く頭を下げた。

「おはよ、さっきはびっくりしたでしょ?」
みどりがイタズラっぽく笑って言った。
「やっぱり、計画どおりには行かないものねえ。」

「本当、びっくりしましたよ。朝礼台で谷村さんがすっぽんぽんになってる筈が、屋上で大股開きしてるんですから。」
「そうそう、それに、いきなりおしっこするし(笑)」
「だけど、最高に綺麗ですね、谷村先輩の裸! 普通のヌード写真も撮ってみたいな。」

3人の男子が無邪気に言うと、女子達は声を殺して笑った。
「や、やめて、笑い殺す気? き、聞こえちゃうじゃない、梨沙ちゃんに」
麗奈がお腹を押さえながら言った。
「それじゃあ、後は頼んだわよ。・・・『普通のヌード写真』の方は適当に交渉してもいいから。」


ーーーまさか、3人の男子の登場までもが仕組まれたハプニングだったとは知る由も無い梨沙は、羞恥と不安に震えながらその到着を待っていた。絶対に失敗はできない・・・アヤメ企画のことも、クラスメイトのことも言わずに、何とかするしかない・・・

そして想像よりも少し時間が経ったところで、扉の鍵がガチャリ、というのが聞こえた。
(・・・き、来た!・・・)
梨沙は一瞬、硬く目をつぶってから、覚悟を決めたように目を開いた。
(や、やるしかないわ・・・)
梨沙の後ろで、扉が軋みながら開いた。そして、複数の足音がそこから出て来た。

「あ、谷村先輩、大丈夫ですか!」
「うわ、やっぱり裸で縛られてるっ」
「誰にやられたんですか?」
3人の男子は口々に言いながら走り寄り、あっという間に梨沙を後ろから取り囲んだ。もちろんその視線は、ふっくらと優美に膨らんだ真っ白なお尻に釘付けだった。やっぱり実物は最高ですね、先輩・・・(笑)

「あ、みんな、来てくれたのね。」
梨沙は必死に平静なふりをして声を出した。しかし、後ろの男子達が固唾を呑んで自分の剥き出しの尻を見ていると思うと、脚が小さく震えるのを抑えられなかった。まさか、お尻の穴は、見えてないわよね・・・
「みんなは、1年生なのかな?」

「は、はい、1年2組の水沢です。」
「同じく2組の奈良原です。」
「僕は3組の小手川です。」
憧れの美少女生徒会長のふっくらとした白い生尻をじっくり鑑賞しながら、3人の男子はわざとらしく真面目に自己紹介をした。

「あ、あのね・・・実は、私、ちょっと変な趣味があるの・・・みんな、秘密を守ってくれる?」
短い時間で必死に考えたシナリオを梨沙は実行に移していた。そしてそのシナリオは、余りにも恥ずかしいものだった。
(い、いやあ、・・・だけど、やらなかったら・・・)

「もちろん、秘密は守りますよ。僕たち、生徒会長の谷村先輩の大ファンなんです。いつも知的で清楚な雰囲気に憧れていました。」
その言葉がかえって梨沙の恥辱を煽ることを知っていながら、水沢はわざと言った。
(それなのに、屋上から全裸でおしっこ、だもんな。すごいね、谷村先輩は(笑))

「・・・あ、あのね・・・実は、それはね・・・演じてただけ、なの・・・」
梨沙はまたもや、事実と違う恥辱の告白をしなければならなかった。
「ほ、本当は、私・・・人前で恥ずかしい姿を見られるのが好きな、ろ、露出狂、なの・・・」

「え、だけど、一人じゃこんな風に、金網に縛りつけられたりできないですよね? 誰かに手錠を書けられて、ロープで縛られたんですよね?」
奈良原が不審気に言った。
「先輩をこんな格好にした人に脅迫されてるんですか? 大丈夫ですよ、俺たち、絶対に秘密は人に言わないで、先輩を守りますから!」

「・・・あ、ありがとう・・・でも、違うの。」
ほんの数日前もそっくりな展開だったことを思い出しながら、梨沙は後輩男子に向けて言った。
「これはね、私の趣味を知ってる人に、協力してもらったの・・・だから、その人のことは詮索しないで。お願い・・・」

なるほど、そうきたか・・・梨沙の背後の男子3人は、顔を見合わせて頷いた。それなら、そういうことにして、話を進めよう・・・

「分かりました。でも、何かを隠してるんなら、後からでもいいから言ってくださいね・・・」
水沢がそう言うと、梨沙がこくりと小さく頷くのが見えた。(せ、先輩、可愛いっ!(笑))
「それで、どうしたらいいですか、俺達。もちろん、さっきのことは誰にも言いませんよ。」

「あ、ありがとう・・・」
梨沙はほんの少しだけ、救われた気持ちになった。しかし、その次に、更に辛い試練が待っているのだ・・・
「あの、それじゃあ、私の手錠、外してほしいんだけど・・・」

「え、どうしてですか?」
奈良原が不思議そうに言った。
「その、先輩をここに拘束した、理解者の人が、解いてくれるんじゃないですか?」

「・・・う、うん、そうなんだけど、ちょっと行き違いがあったの・・・」
考えてみれば当たり前の質問だったが、答を用意していなかった梨沙は苦し紛れに言った。
「だからお願い、みんなで外してくれるかな?」

(谷村先輩、必死に平気な声出そうとしちゃつて、かわいいっ!)
(でも、この次が恥ずかしすぎるよね、先輩?)
「・・・分かりました。それで、鍵はどこにあるんですか、先輩?」

 「・・・そ、それは・・・」
どうしても逃れようが無いと知りつつ、梨沙は顔を引きつらせた。後輩の男の子に、私、何てことを言わなくちゃいけないの・・・しかし、ためらえばそれだけ、他の生徒にこの姿を見られる危険性が増すことになるのだ。
「・・・わ、私の、アソコの中・・・」
(みどりちゃん、あなた、何てことを・・・)


前章へ 目次へ 次章へ  

アクセスカウンター