PART 52(bbbb)

 1年1組と2年1組のブロックの間に立った梨沙は、その場でドリブルを始めた。ステージにいた時とは違い、目の前に生徒達が座っているのは恥ずかしかったが、今はそんなことを言っていられない。いつもの練習と思ってやれば、4回連続ゴールなんて簡単よ・・・梨沙はドリブルをしたまま、ゆっくりと生徒達の間を進み始めた。

 ボンボンボン、タッタッタッ・・・静かな体育館の中に、軽快にドリブルをする音が響いた。

 体育館には写真部の5人が散り、様々な角度から梨沙に赤外線カメラを向けていた。そして今は、梨沙が正面からドリブルをして向かってくる姿がスクリーンに中継されていた。左側の、ぴったり身体に貼り付いた黒ビキニ姿の少女の映像だけでも十分刺激的だったが、右側の画面は、ビキニが完全に透けた盗撮映像なのだからたまらなかった。ドリブルをする度に揺れる乳房、股間の淡い茂み・・・突然アングルが切り替わり、今度は後ろから、プリンとした尻が走るにつれてプルプルと震える様子・・・バスケ部員でなくても、男子なら誰でも思わず興奮する姿だった。

 まさかビキニを完全に透視されているとも知らず、梨沙は必死に第一のゴールに向けてドリブルしていった。しかし、秘裂と尻の穴の中に入っているローターが、走るにつれて複雑に刺激してくるのが辛かった。
「・・・あ、あっ・・・」
二つのローターがたまたま共鳴して秘肉を責めた瞬間、梨沙は思わず声をあげた。だめ、周りには生徒達がいるのよ・・・梨沙は歯を食い縛った。とにかく、今はシュートに集中・・・

 ゴール手前までドリブルをした梨沙は、絶妙のタイミングでジャンプし、右手を伸ばしてボールを放った。バスケットボールは美しい曲線を描き、しゅぽっとリングに吸い込まれた。

 おおお、という歓声と大きな拍手が、自然に生徒達の間から沸き起こった。それは、全裸でジャンプし、シュートを決めた肉体美に対しても向けられているようだった。

 『ほう、大したもんだな。そんな格好で生徒達の前をドリブルして、恥ずかしくないのか、梨沙?』
黒川のからかう声が体育館に響いた。

 <梨沙、オマ○コとアナルにローター入れて、ゴールに成功しました!>

 (その手には乗らないわ。絶対に4回、連続で決めるんだから・・・)梨沙は恥ずかしさを堪え、自分に言い聞かせた。実はこのゲームは、2回外したらプラスマイナスゼロ、という厳しい条件であることにも気付いていた。少しでも油断できないわ・・・


 しかし、2番目のゴールに向かう時、ピンクのテロップが表示されたことに梨沙は気付かなかった。

 <今度はオマ○コのロータースイッチ、オン!>

 ドリブルをして、ゴール下に来るところまでは1番目と同じようにできた。そして、ジャンプをしようとした瞬間、梨沙の膝が崩れた。
「・・・あ、ああっ・・・い、いやあっ!」
いきなり秘裂の中のローターが振動したのでは、対応できるはずがなかった。梨沙はジャンプしそこねてよろめき、ボールを落としてしまった。

 『あーあ、何やってんだ、梨沙。これで、1回目のゴールがチャラだな。』
黒川の呆れた声が響いた。
『オマ○コのローターが気持ちよくってゴール外しちゃいました、って、よく女子バスケ部のエースが務まるな?(笑)』

 「く、黒川さんっ」
梨沙は怒りに満ちた目で大スクリーンを睨んだ。梨沙の動きを察し、スクリーンは1画面表示に戻され、黒い水着姿が映っていた。
「バスケを冒涜するなんて、許せない・・・」
膣の中でローターはまだ振動を続けていたが、梨沙は唇を噛み、感じていると悟られないように必死だった。
「早く、早く止めなさい、これ・・・」

 『おいおい怖いな・・・俺はルール通りにやってるだけだぜ。そんなことより、お前がさぼっているこの時間、延長させてもらうぞ・・・まあ、1分かな。それに、次も外したらもう1分延長だぞ。オマ○コの中でローターが動いているのに、ゴールを決められるのか、学校のお友達もみんな楽しみに見てるぞ。」

 「い、いやっ・・・」
黒川の言葉に、つい周囲の生徒を意識してしまい、梨沙は思わず悲鳴をあげた。ブロックの間は1.5メートルほどしかないので、梨沙の身体は四方の生徒から至近距離で眺められていた。なぜか、みんなに水着の中まで透視されているような気がした。

 梨沙は覚悟を決め、再びボールを持ち、ドリブルを始めた。
「・・・あ、あぁ・・・」
さっきまで何度も絶頂寸前まで追いつめられ、すっかり感じやすくなっている身体が、ローターの動きをすんなり受け入れてしまっているのが辛かった。早く、早くしなくちゃ・・・

 周囲の生徒達が息を呑んで見守るのを感じながら、梨沙は下半身に力を込め、何とか踏ん張って立ち続けた。そして、ローターの振動を感じながら、ぐっと唇を噛み、斜め上のリングを見つめた。うん、今なら行ける・・・梨沙はボールを両手で持ち、狙いを定めた。

 「あ、あっ、はぁっ・・・」
その瞬間、ローターの動きが速くなり、梨沙は思わず喘ぎ声を漏らした。しかし、このタイミングを逃すわけには行かない。梨沙はそのまま両手を伸ばし、ボールを放った。お願い、入って・・・

 ほんの少し狙いと逸れたボールは、一回リングに当たり、軽く跳ねた。生徒達がはっとして見つめる中、ボールはもう一回リングに当たり、円の中央へと吸い込まれていった。

 パチパチパチパチ・・・体育館が拍手に包まれた。大スクリーンには、リプレイと称して、水着が透けて実質全裸でシュートを放つ梨沙の映像が、スローモーションで再生されていた。

 <梨沙、オマ○コでローターオナニーしながら、バスケできまーす!>
意地悪なテロップが表示され、生徒達の表情が固まった。
<それじゃあ次は、アナルローターオナニーしながらのシュートに挑戦!>
 

 ・・・結局、梨沙はアナルローターの異様な感覚になかなか馴染めず、3回もシュートを失敗してしまった。透けた全裸で立ち、お尻をガクガクと震わせながらもシュートをしなければならない姿は、一種の拷問のようでもあり、周囲の生徒達はいたたまれない気持ちになるとともに、妖しい興奮を感じてしまっていた。
 4回目にやっと成功した後、梨沙はほっとしてその場にへなへなと座り込んだ。意地悪なことに、黒川はアナルバイブの強弱や振動の仕方を様々に変え、生徒達の前でさんざん痴態を晒させていた。
 さらに辛いのは、尻の穴の中を責められることに、どんどん快感を感じるようになってしまっていることだった。最初はおぞましい感覚しかなかったのに、なぜか、気持ちよくなってしまっていた。ああ、いっそこのまま、ローターを止めないで、絶頂に達してしまったら・・・

 『おい、何休んでるんだ。さぼったら二倍の時間、延長するからな。』
黒川は勝手にルールを追加した。
『結局、ここまでで成功3回、失敗5回か・・・やらない方が良かったな、ローターオナニーバスケ!(笑)・・・どうだ、もうすっかり気持ちよくって、イかせて欲しいんじゃないのか?』

 その言葉に、梨沙ははっと顔をあげた。
「ふ、ふざけないで! そんなこと、あるわけ無いじゃない!」
梨沙は両手を床について身体を起こし、ついで足を立てて立ち上がった。
「少しくらい延長になったっていいわ・・・さあ、あと一回、ゴールすればいいのよね?」

 もちろん、その瞬間も透視された全裸姿が大スクリーンに映され、全校生徒の視線に晒されていた。
<意地っぱりな梨沙ちゃん、今度は2穴ローター責めでのバスケに挑戦!>


 ・・・梨沙は、最後の目標である、3年1組と3年2組の間の壁際に設置されたゴールに向けてドリブルを始めた。何度も絶頂寸前まで責め立てられ、さらに、大勢の生徒達に至近距離で見られているという緊張感に、梨沙の官能は否応なく高まってしまっていた。ああ、また、濡れてきちゃう・・・これで、二つのローターのスイッチを入れられたら・・・

 梨沙の不安は的中してしまった。シュートをしようとする瞬間に二つとも振動されたり、二つを交互に動かして梨沙を混乱させたり、いきなり最大の振動にしたり、・・・イく直前には止められていたが、結局梨沙は、10回以上、連続して失敗してしまった。梨沙は床に座り込み、熱い息を吐き続けていた。

 <梨沙、オマ○コとアナルの同時責め、だーい好き! 気持ち良すぎて、もう立てない・・・>
あまりの恥辱と快感に思わずへたりこんでいる梨沙の透視映像を映しながら、ピンクのテロップが流れた。
<それじゃあこれからは、ストリップバスケに挑戦しまーす!>

 『なあ梨沙、お前、本当に女子バスケ部のエースなのか?』
半笑いの黒川の声が響いた。
『これだけやって入らなかったんだから、ギブアップってことでいいよな? じゃあ、流出させてもらうぞ、名門K附女子の放尿動画!(笑)』

 その言葉に、梨沙の顔がはっと蘇った。
「だめ、お願い、それだけは許して! 絶対に、次で決めるから!」

 『お前なあ、それはちょっと無茶だろ。こんだけ失敗していて、どうして次は入るって断言できるんだよ?』
黒川は呆れたような声で言った。

 ・・・梨沙がそれでも食い下がった結果、条件付きでゲームの継続が認められた。その条件とは、次から梨沙がゴールを外した場合、時間の延長ではなく、もっと恥ずかしい格好になってゲームを続ける、というものだった。もっと恥ずかしい格好とは、以下のとおりだった。
・1回外したら、ボトムの後ろを下ろし、尻丸出しでゲーム継続
・2回外したら、ボトムを全て下ろし、下半身裸になってゲーム継続
・3回外したら、トップを取って、全裸でゲーム継続
4回外したら、と黒川が言いかけたところで、言うとおりにするから、早く始めてよ、という梨沙の声が響き、それ以上の説明はなかった。

 いよいよ、ビキニの脱衣を賭けたバスケが始まった。至近距離で見つめる生徒達の視線を感じながら、梨沙は小さく息を吸った。これからするのは、勝率55%の賭けよ、落ち着いて・・・
「それじゃあ、行くわよ!」
梨沙はわざと大きな声を出した。そして、最初からローターのスイッチが入れられないことを確認し、ゆっくりとボールをバウンドさせた。黒川は、スイッチを入れるタイミングを計っているはず・・・

 バン、とバウンドしたボールを、梨沙は両手で掴んだ。そして、素早く身体の正面にボールを持ってきて構え、ゴールを見た。
(よしっ、いける!)
梨沙はそのまま、すぐにシュートを放った。

 それは、ほんのコンマ数秒の出来事だった。梨沙は今、スリーポイントラインの少し内側に立っていた。ドリブルで近付いてから二つのローターを振動させられては、とてもゴールを狙えないのだから、ここから打ってしまった方が得策と判断したのだ。練習では、調子のいい日の梨沙は、スリーポイントシュートでも50%の成功率があった。

 まさか、と皆が驚愕する中、ボールはきれいな放物線を描き、リングへと向かっていった。そして、リングの輪に当たると大きく跳ね、右側へと落ちていった。

 「そ、そんな・・・」
梨沙はがっくりと両手を膝について俯いた。最後の瞬間、右手の指に掛かりが少し悪かったけど・・・もう少し、右手に力を入れていれば・・・



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