PART 53(bbbb)

 ・・・梨沙の最後の抵抗は失敗に終わり、その場でビキニのボトムの後ろを下ろすように命じられた。いつの間にか大スクリーンの2画面構成は赤外線透視ではなくなり、左側には正面からの梨沙のビキニ姿、右側には後ろ姿が映っていた。

 <はい、これから、梨沙の生尻を公開しまーす。この前、柏原くんのバイクの後ろに乗って、渋谷で突き出したのと同じお尻ですよー>
今度は、梨沙はスクリーンを見ながら脱衣するように命じられ、屈辱に唇を噛み締めながら指示に従うしかなかった。

 そして、ついに梨沙がビキニのボトムを下ろし、裸の尻が徐々に露わになると、周囲の男子達の目に思わず力がこもった。梨沙本人が目の前でお尻を見せてくれている・・・それは、画面で見た写真や動画とは全くレベルの異なる興奮をもたらした。尻の張り、肌の白さときめ細やかさ、美しいカーブ、プルプルと恥ずかしそうに震える姿・・・

 『梨沙、お前のケツ、大好評みたいだぞ。ちょっとそこで一回転してみろ。頭の後ろで両手を組んで、笑顔でな。』
すっかり余裕を取り戻した黒川の声が響いた。全く、焦らせてくれるぜ・・・たっぷりお仕置きしてやるからな・・・


 次を外したら、下半身丸裸でシュートしてもらうからな・・・そう脅された梨沙だったが、もはやチャンスはなかった。さっきのようにいきなりシュートをすることを警戒され、最初から2つのローターを振動させられていたのだ。それでも、梨沙は何とかリングに向けてボールを放ったが、それはリングの遥か前方で落下してしまった。間近で梨沙の姿を見守っていた女子達から、いやぁ、ひどいっ、と悲鳴があがった。

 しかし、黒川は一切容赦せず、その場でボトムを脱ぐように命じた。唯一、黒川が配慮してくれたのは、脱衣の間だけはローターを止めると約束したことだけだった。

 梨沙はやむなく、左手で股間を隠しながら、右手でボトムを下ろしていった。至近距離で囲んでいる生徒の好奇と同情の視線、目の前と後ろの写真部員の構えるカメラ、大スクリーンに生中継されている下半身のアップ映像、黒川のからかう声、卑猥で意地悪なテロップ・・・梨沙は目の前がぼうっとぼやけてくるのを感じていた。


 そして、次の梨沙のシュートは、特にバスケ部の男子達にとって堪らないショーだった。憧れの美少女バスケ部員が、上半身は薄いビキニで乳房の形を見せ、下半身は何も穿かずに股間を左手で庇っただけの格好で、ドリブルを始めようとしているのだ。梨沙の顔が燃えそうなほどに真っ赤になっているのがまたいいスパイスになっていた。

 もはやお尻は完全に丸出しであり、大スクリーンにはブラ紐だけの女の後ろ姿が映し出されていた。美しい背中、くびれたウエスト、大きな尻への優美な曲線、双臀の間の翳り・・・それは、男子達が必死に集めた、バイクに乗っている全裸女と同じだった。

 しばらく躊躇った後、梨沙は切なそうな目をスクリーンに向けた。
「お願い、止めて、ください・・・あ、あはぁ・・・これじゃあ・・・あ、あ、あはあ・・・」
秘裂と尻の穴の中ではローターが振動し続けていた。梨沙の官能はまた絶頂寸前まで高まり、脚ががくがくしていた。
 
 『これじゃあ、何なんだ? お前、ローターなんかで感じないとか言ってたよな?』
黒川は冷淡に言った。
『まあ、梨沙は本当は2穴ローターオナニーが大好きな変態女ですって言って、そこでオマン○コおっぴろげたら、止めてやってもいいけどな(笑)』

 ふざけないでっ、と一瞬理性を取り戻した梨沙は、必死に右手だけでドリブルをし、シュートを放った。
 しかし、今度のボールは、バックボードにぶつかり、リングと違う方向に跳ね返されてしまった。

 やった、それで梨沙ちゃんが素っ裸でバスケだ・・・一部の男子は神妙な表情を浮かべながら、内心で快哉をあげていた。可哀想だけど、どうせ透視されているんだから、生で見せてくれてもいいよね。それで、次もシュートに失敗したら、どんな格好をさせられるのか・・・特出しかな・・・その次はオナニーかな・・・アイリスだから、バイブくらい使わせるのかな・・・


 一部の生徒達のもはや露骨にいやらしい視線を感じながら、梨沙はついに、ビキニのトップも脱がされてしまった。黒川の配慮は、脱ぐのに他の女子の助けを借りることだけだった。

 ついに、生徒会長が全校生徒の前で素っ裸になってしまった・・・多くの生徒達は、梨沙に同情するのと同時に、梨沙の心中を考えて好奇の視線を向けてしまった。やっぱり、赤外線透視より、生の裸の方がきれいだな、可哀想だけど・・・おっぱいとあそこも見せてくれないかな・・・

 <梨沙、ついに真っ裸になっちゃいました。それでは、全裸バスケット、お楽しみください!>

 自分の全裸立ち姿の上に意地悪なテロップが表示されるのを見て、梨沙は羞恥に震えた。今、梨沙は左腕で両方の乳房を、右手で股間を庇っていた。どちらの手も離せない・・・この格好でバスケットなんて、できない・・・

 『どうした、梨沙、早く次のシュートを打ってくれよ。入るまでやるんだろ?』
黒川が淡々と言った。
『次外したらどうするかな・・・男子におっぱいを揉んでもらいながら、ってのはどうだ?・・・アソコに指を突っ込んでもらいながら、でもいいぞ?(笑)』

 その後、もうやめて下さい、と懇願した梨沙を、黒川は意外にもあっさり許した。ただ、条件を一つだけ付けた。それは、飽くまでもバスケットは続けてもらう、ただし、足に挟んでボールを運んでもいい、というものだった。

 その結果、いつも清楚で凛としていた美少女生徒会長は、一糸纏わぬ身体を両手で辛うじて庇い、がに股になって、太ももの間にバスケットボールを挟む格好を晒すことになった。両手では、乳房と秘部を隠すのが精一杯であり、後ろからは無防備な全裸姿が見られてしまった。

 それから、黒川の命令により、梨沙はたっぷりと男子生徒達を楽しませながら、全校生徒の間を縫うように引き回されることになった。

 9つに別れたブロックの周りの全ての通路を歩かされ、さらには所々で色っぽく尻を振るように命じられ、尻の振り方が足りないと難癖をつけられて、秘部とアナルのローターのスイッチを様々なやり方で入れられた。

 梨沙がローターで悶える度に、スクリーンにはその状況と意地悪なコメントが表示された。
 <オマンコのローター、弱・・・梨沙、可愛く悶えちゃう。まだ余裕!>
 <アナルローターのスイッチ入っちゃった・・・うわああ、ゾクゾクしちゃう!>
 <オマ○コとアナルの同時責め最高! 身体がビクビク震えちゃう!>

 また、快感に耐えきれなくなって、バスケットボールを落とした場合、それを拾った生徒が梨沙の股に戻すことにされたため、男子達はこぞってボールを拾った。そして、座っている自分の目の前でビクビク震える少女の裸身を間近で楽しんだ。

 ようやくステージに戻った梨沙だったが、羞恥ショーはそれで終わりではなかった。梨沙は太ももに挟んで持ってきたボールをステージの床に落とし、その上に座るように命令された。

 全裸で両手を体から離せない梨沙は、足をゆっくりと開き、ボールが落ちた瞬間に腰を下ろしてボールを押さえ込もうとした。その試みは成功したが、弾んだボールに股間を思い切り刺激され、梨沙は脳天に突き抜けるような快感を感じてしまった。
「あ、あっあっあ・・・あっ、あはぁぁ・・・」

 <梨沙、お尻でドリブルするのも大好き! だって、ボールがアソコとアナルのローターを押してくれるから!>

 『梨沙、そのまま両足を思いっきり開くんだ、水平になるくらいにな・・・よし、ちょっとそのままじっとしてろ・・・絶対に生徒達から視線を離すんじゃないぞ・・・』
黒川の声のトーンが、どこか落ちたような気がした。


 ・・・そして、黒川はそれからしばらく無言になった。ピンクのテロップも表示されなくなり、体育館はしばらく奇妙な沈黙に包まれることになった。そしてそれは、3分以上続いていた。

 これには梨沙も生徒達も戸惑った。今、体育館では、ステージを見守って座っている全校生徒と、ステージの前ぎりぎりのところで、バスケットボールに座っている全裸の美少女だけ、という構図になっていた。しかもその少女は、太腿の筋が浮き出るほどの大股開きをさせられ、必死に股間を手で隠しているのだ。また、梨沙は気付いていないが、大スクリーンは2画面構成になり、左側は今の梨沙の通常の中継映像、左側はさっき撮影した、黒ビキニでのM字開脚姿の赤外線透視画像が映されていて、乳房も乳首も恥毛も透けて見えてしまっていた。

 「ちょっと、いつまでこのままにしておくつもり?・・・」
梨沙は生徒達の無数の視線を感じ続け、ついに耐えられなくなって言った。さっきまでと違い、性感責めをされていないため、全校生徒達の顔がまともに見えてしまうのが逆に辛かった。クラスメイトの皆・・・あっちにはバスケ部の後輩、こっちには先輩・・・中学の時、告白してくれた男子・・・みんなに、さっきまでのローターで責められて悶えた姿を見られたかと思うと、羞恥を一層強く感じてしまった。

 その時、じゅわっと愛液が溢れ、秘部を庇っている右手に触れた。びくっと身体が震え、梨沙は羞恥に思わず脚を閉じてしまった。あ、だめ、脚は開かなくちゃ!
 しかし、バスケットボールの上で腰を微妙に動かし、脚を閉じたり開いたりする行為は、梨沙の前後の穴に挿入されたローターに、内部から刺激させることになった。

 「・・・あっ、あ、ああんっ!」
梨沙は顔を仰け反らせ、生徒達に美しい喉を見せて悶えた。乳房に押しつけている左腕が少し下にずれ、乳輪が見えそうになった。

 「い、いや、だめっ」
慌てて左腕を上げて乳輪を隠すと、今度はその勢いで上半身が少し後ろに傾いた。バスケットボールが少し前にずれ、大股開きの腰がさらに前に突き出された。それはまるで、全校生徒に向けて、自分の性器を見てくださいと言わんばかりのポーズだった。

 「ひ、ひいい・・・い、いやあ・・・」
梨沙は股間を隠した右手に力を込め、慌てて上半身を起こそうとした。

 しかし、その無理やりな動きが、梨沙にさらなる恥辱をもたらした。斜め上から力をかけられたボールは、すうっと前に転がっていってしまったのだ。

 「きゃ、きゃあああ・・・」
腰の下のボールがいきなり前方に飛んでいってしまい、梨沙の身体は、後ろに倒れながら床に落下していった。

 どん、という音と共に、梨沙の背中が床にぶつかった。また、梨沙の脚は大股開きのまま、上半身の方へと折れ曲がっていった。

 「・・・! あ、い、いやああっっ」
梨沙は、今自分がとってしまっている格好に気付き、また悲鳴をあげた。勢いあまって後ろに倒れてしまって背中が床につき、とっさに秘部を隠そうとして身体を丸めようとした結果、両膝が自分の顔の両側の床についていた。・・・すなわち、梨沙は、今、いわゆる「まんぐり返し」ポーズを全校生徒の前で晒してしまっていた。両手で乳房と秘部、尻の穴が辛うじて隠されているのが、ある意味、かえって卑猥であり、見る者の嗜虐心を煽った。
「ちょ、ちょっと、岩本くん! 撮らないでっ!」



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